sei-sei堂 分店 初夏から冬へ・・・?? 〈立山旅行②〉
……一度、黒部アルペンルートを通り抜けてみたいなぁ~。
正月に、そんなことを考えていた。
名古屋からだと、長野側・富山側それぞれで一泊し、2泊3日で予定を組むか、もしくは、立山の上で宿をとって1泊2日にするか……。
どうせなら、山の上で泊まってみたい!
……子どもたちと一緒に、少し、「登山」の真似事もしてみたい。
「みくりが池」「らいちょう荘」、そんな言葉を検索し、情報を集めはじめた。
春になって、宿泊券の「当選通知」が届いた。長野側の登山口に当たる「大町温泉郷」のホテルだった。しかし、ゴールデンウィークでの使用は不可、子どもたちは学校があるので、1泊2日の日程しか組めない。
なら……。
アルペンルートの最奥地・室堂で引き返す計画を立てる。それでも当日に名古屋に帰るためには、朝はできる限り早く出なければ……。
「通常は7時からですが、6時半も可能です。それより前もご相談に乗りますよ」
さすが、登山口の宿である。
身支度を整え、荷物も持って朝食会場に……。腹ごしらえを済ませたら、いざ、出発!!
扇沢の駐車場で、セーターの上にダウン・ジャケット、靴の中は使い捨てカイロ、冬衣装で武装する。ポケットにはマフラーと手袋も忘れずに……。水筒の中身も熱いほうじ茶にした。
前々日の金曜日には、室堂の日中温度は氷点下だった。
マイカーはここまでしか入れない。
「全部乗ります!!」
ぶんぶん丸が目を輝かせた。
室堂までは、不思議な乗り物のオンパレードだ。関電トンネルトロリーバス、黒部ケーブルカー、立山ロープウェイ、立山トンネルトロリーバス、これだけ乗り継ぐことになる。
トロリーバスは、現在日本では、アルペンルートのこの2ヶ所しか走っていないそうだ。ぶんぶん丸は、1日で日本中のトロリーバスを制覇することになる。しかも、全部で4回……。
乗り物と記念撮影しながら、山頂を目指した。
室堂は一面の銀世界。金曜日には吹雪いて新雪が50センチ積もったと言うが、今日は晴天。眩しくて目を開いていられない。スキー板やスノボーを持った人たちとすれ違う。
「雪の大谷ウォーク」に参加した。雪の壁の高さは、最も高いところで現在15メートルとか。左右に雪の壁のある道をバスが行く、そんなポスターを目にしたことはないだろうか? あれである。雪の壁を触りながら歩く。
「もう一度、今度は夏に来てみたいなぁ~。それで、やっぱり『らいちょう荘』に泊まってみたい!」
素晴らしい風景だ。
昼食は名物の「ダムカレー」を食べた。店によっていろいろあるようだが、わたしが食べたのはタイ風のグリーン・カレーだった。黒部湖の緑の湖面をイメージしているとのことだ。こんな山の中で美味しいカレーに出会えて幸せ気分。
帰りのトロリーバスの中でぶんぶん丸が言った。
「次のお泊りは、何時ですか?」
「……。まだ考えてないよ」
口ではそう言ったが、わたしの頭の中は、次の計画を立てようと、すでにフル回転中。
……ん~っ、似たもの親子なのかもしれない。







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